埼玉県整形外科医会は40年以上の歴史を有し、県内の大学・公的病院および一般病院・診療所等の整形外科医280余名を擁する全国でも有数の医会です。特に特徴的なのは、大学・勤務・開業の医師が互いに連携・協力し合いながら学術活動や地域医療活動等にあたっている点です。当初は初代会長の松永 仁先生のおられた大宮赤十字病院(現さいたま日赤)そして西部では東 博彦教授(現学長)の埼玉医科大学を中心にレントゲンカンファランスおよび症例検討会等の学術活動がなされていました。
1982年に会誌の創刊号が発刊されると、1983年には膝関節や手の外科等の各研究会が発足して学術活動が活発となりました。2000年には埼玉医科大学、埼玉医大総合医療センター、防衛医科大学および独協医科大学越谷病院の4大学で持ち回りの研究会等も発足しました。現在では県下で日本整形外科学会の認定単位を年間30数単位以上取得できる充実した学術環境となっております。
また全国的組織の支部として、当医会の中に1991年に日本臨床整形外科学会埼玉県支部が、1992年には日本整形外科学会勤務医会埼玉支部が発足し、学術活動や地域医療活動等大学、勤務、開業が連携し協力する体制が整いました。
さらに整形外科医療を充実させ、県民の皆様の健康維持および増進のお役に立てるよう医会をあげて尽力する所存です。